貿易の単元(小5社会)
今回の社会は貿易の単元で、日本の貿易、貿易の相手国と主な輸入品目、貿易の自由化、為替などなど。
WTO、FTA、EPA、TPP等、わりと最近のものでてきます。
今回娘がつまずいたのは為替です。頭の中で整理できないようです。
なので、まずは基礎をしっかり理解させるために家にある1ドル札をテーブルに置いて、両替ごっこをしました。
私:これをお金じゃなく、1ドルっていう名前の紙だと思って。で、この紙は日によって値段が変わるねん。去年は100円で、今年だったとしたら110円。どっちが高い?
娘:110円。今年。
私:そう、110円の今年の方が高いな。ドルが高くなってるから「ドル高」。逆に円が安いと考えれるから「ドル高」だったら「円安」。
娘:反対みたいやな。
私:そう、反対みたいやから難しいねん。
じゃ、ママのとこに行ってオレンジジュース買ってきて。1ドルで。
娘:わかった。じゃ、ドルちょうだい。
私:1000円。
娘:高っ!さっき110円やったやん。
私:日によって変わるねん。今日はドル高いねん。どっちが得?
娘:110円に決まってるやん。
私:円安と円高どっち?
娘:えーと、1ドル110円やからドルが安い方。じゃ、円が高いから円高。
こんな得か損かにフォーカスした両替ごっこを何回もやりとりして一応は理解したようです。が、そのうち忘れると思うので、月に一回くらいは両替シミュレーションしてやろうと思います。
テキストにはわりと複雑な問題もでてきます。
問題:
「円高」になると日本ではどのような影響があわられるでしょうか。正しいものを次から一つ選びなさい。
ア:原料となる石油の輸入価格が高くなって、電力会社に不利になる。
イ:外国での販売価格が高くなって、輸入を多くしている自動車メーカーにとって有利になる。
ウ:外国でのホテル代金などが安くなって、海外旅行をする人に有利となる。
エ:円安の時に円を売ってドルを買い、円高の時にそのドルを売って円を買えば、差額で得をすることになる。
こんな問題やっていると、なんだか大人になってきたなーと感じます。
で、面倒だけど、算数の単位みたいに毎回書いて考えさせることにしました。
1ドル=100円(円高)
1ドル=110円(円安)
として、問題の「円高」の場合を考えて、
「ア」→「輸入価格」は高くならないので×
「イ」→「外国での販売価格」は高くならないので×
「ウ」→○
「エ」→損するので×
と、書いた価格でそれぞれ照らし合わせて、
あーだこーだと言いながらなので、かなり時間がかかりました。
ま、慣れるまでは時間がかかると思います。