数の性質(新小6算数)
今回の算数は数の性質の単元。
約数、倍数、奇数、偶数、素因数分解など。
まあ、4、5年生から やっていることの復習と発展です。
娘の勉強を見ていて1つ基本的なことが抜けていることに気がつきました。
例えば、
1から数えて23番目の奇数は?
という問題があれば、娘は最初の数が「1」で差が「2」の等差数列に見立てて、□番目は、
1+2×(□−1)=23
□=12
と、解いています。
まあ、それはそれでスマートで良いのですが、ここで奇数と偶数のことをちゃんとわかっているか、ちゃんと考えているか不安がよぎったので、
じゃあ、数列使わずにどう解く?と聞いたところ、
え?1から順番に書き出す。
他は?
んー、わからん。
ということでした。先週数列で群数列をやっていたり、
1〜99の中に8で割り切れる数は何個?みたいな問題もできるのに、まあ本質的なことまで考えることはまだできないのかもしれません。
なので、敢えて段積みを書いて説明しました。
奇 偶
1 2 →一段に2個の数字、奇数は1個
3 4
5 6
・ ・
・ ・ → 11段ちょうど
23 → あまり1個
23÷2=11あまり1だから、2個の数字の段が11段あって、1個余る。この余りが23で、奇数だから12番目。
簡単な問題ですが、問題を解釈して図を書き、式の意味をわかった上で解くという基本的なことがまだまだです。この習慣がつけば中学受験や大学受験の難問もできるようになると思うのですが、まあ、娘はまだ練習が必要です。
今回、難しい問題ではありませんが、この奇数と偶数の「段積み」の考え方、思考、汎用が算数のできるできないの壁であるようにも思えました。