てこのつりあい(小5理科)
今回の理科は「てこのつりあい」の単元。
すっかり物理ですね。
ここではぼうに重さのあるてこのつりあいを理解することが重要で、ついては古典力学特有の考え方を自分のものにすることがポイントです。
自転車に乗るためのコツのようなもので、このコツをつかむと自転車って簡単ですよね。
ただ、自転車と同じで物理はできるかできないかハッキリわかれてしまい中間がないのが怖いところです。
レベル3、4は本質的に理解していないとなんとなくではできないと思います。
例えば太さが一様ではない棒の端をそれぞれ片方ずつ持ち上げて測る場合。
図のAは60gでBは40gだったとき、棒の重さは60g+40g=100gなのですが、
娘は直感的に、えー、なんでーと不思議がりました。確かにそう思うかもしれません。
物理的には、Aを持ち上げて、片端のBが地面について静止している場合、Aは60gの持ち上げる力と、棒の片端における重さがつりあっており、また、Bが地面に対して押している力と地面がBに対して押している力がつりあっている状態だと考えます。
で、地面についていようが、持ち上げていようがかかっている力、重さは同じです。
なので片方ずつ持ち上げてそれぞれで重さを測っても、棒を地面につけずにA、B同時に重さを測っても、棒の重さはA、Bの合計になります。
娘にはこの考え方を理解させる説明をしましたが、なんだか騙されているような顔をしています。。。
が、まあ自分の中で理解して受け入れて慣れるしかないとは思います。
で、娘はしぶしぶですが納得して問題をこなしてできるようにはなっていましたが、完全に自分のものにするには何度も復習しなければいけないと思います。