偏差値45からの中学受験

4年生から浜学園に入塾。中学受験を意義あるものにするべく親子で奮闘。

速さの比と逆比(小5算数)


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今週は速さの単元2週目となり、難易度は上がりました。

先週までの内容に加えて速さの「比」と「逆比」を考えなければいけません。

娘には難しいかったようで、塾から帰ってきて、一言。

「半分くらいわからんかった」

 

ということで、シンプルなポイントだけ再認識させました。

「速ければ多く進む。速ければかかる時間は短かくなる。」

娘も感覚的にわかっていますが、この当たり前のことを「速さと比」の問題を考えるときに必ず言語化するようにします。

例えば、

A:時速5kmで歩く(速い)、B:時速4kmで歩く(遅い)の2人がいて、

速さの比はA:B=5:4

 

①「同じ時間」だけ歩くと「速さ」の速いほうが多く進む

→進んだ距離の比は速さと同じで

     A:B=5:4

②「同じ距離」なら「速さ」の速いほうが「かかる時間」は短い

→かかる時間の比は速さの逆で

     A:B=4:5

 

基本的にはこの作業ができるようになれば今回の単元はマスターできます。

 

 

問題:

甲乙両地間を甲地から時速12kmで乙地に向かい、乙地に着くとすぐに時速18kmで甲地に向かいます。往復の所要時間が5時間だとすると甲乙間の距離を求めなさい。

 

行きは時速12km、帰りは時速18kmなので「速さの比」は

行きの速さ:帰りの速さ=12:18=2:3

ここで「進む距離が同じなら早いほうが時間は短い」なので

行きと帰りの「かかる時間の比」は「速さの比」の「逆比」になるので

行きの時間:帰りの時間=3:2

で、往復の時間は行きと帰りを足したのもなのでそれを加えて

行きの時間:帰りの時間:往復の時間=3:2:5

ここで、往復で5時間かかるとわかっているので、この比から

行きの時間:3時間

帰りの時間:2時間

で、「行き」は時速12kmで3時間なので

12×3=36km

 

 

速さの比を問題から言語化しながら図を書いて解く。

で、様々なパターンの問題をこなす。

これしかないと思います。

娘は「こっちのほうが速いから・・・」とブツブツ言いながら解いてできるようになっていましたが、完全に自分のものにするには時間がかかるかもしれません。

速さの単元は1ヶ月続くので、この間にマスターして欲しいものです。


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