偏差値45からの中学受験

4年生から浜学園に入塾。中学受験を意義あるものにするべく親子で奮闘。

メダカの文章問題で思考する(小5理科)


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週末に娘と理科の問題をやっていたときのこと。娘は不機嫌そうに言う。

 

  わからん。習ってない。

 

確かにそうなのかもしれないが、私はこのフレーズがとても嫌いです。思考停止宣言であり、ていの良い言い訳であるからです。

私の職場でもよくあります。

  

 (部下に対して)

    この計画はなぜこの外注先とこの内容なの?

 

 えっ、いままでこうだったので。。。

 

 じゃ、・・・・・という観点から現施策を検証の上見直して。

 

 えっ、どうしてですか?

 いままでずっとやってきたことなので。

 

 ・・・・・に疑問を感じることと、過去に検証がされてないから。やって。

 

 検証ってどうやるのですか?いままでやったことないので。

 

 ・・・・・。

 

そう、彼は自分で考えて行動するというビジネスマンとして基本的で一番大切なことが欠落しているのです。問題は、いままでやってきとことに何の疑問も抱かないこと、すなわち思考停止、そして、やったことないという言い訳、思考停止宣言である。ビジネスでは結果はさることながら、プロセスも重要で、それに関わる人材の思考停止をほっておくことはできません(許しません)。職場にこんな人が多くて頭がいたく、意識改革に努めているのですが、彼らは子供の時から、習っていないという最強のキワードとともに思考することを放棄してきたのだろうと推察します。

会社勤めするしないに関わらず娘にはこうなってほしくない。。。という想いは強いです。

人生において、経験のないことでも知恵と工夫を持って対処していく、創造していくこと、その根源となる思考はとても重要なことなので、受験を通じて粘り強い思考力が養わせようと常に思っています。

なので、娘の「わからん。習ってない。」は日々潰しています。

そこから思考させます。

このくせはなかなか直りませんが。。。

 

で、今回の理科はメダカの単元で、他の単元より簡単であるのですが、この問題は思考を要するものでした。Sクラス範囲のレベル3です。

池にいるメダカのサンプルをとり、マーカーをつけて放流し、再度採取してマーカー付メダカの比率から全体数を推測するというものです。確かに難解に見えます。算数にでてくる「比」がちゃんとわかってないとできません。

あ、「比」は確かにまだやってない。。。

ということで私としても塾の先取り勉強はしないようにしていますが、ここはやむを得ず時間をかけて「比」をしっかり教えました。

で、メダカの問題も一緒に。理解はしたと思いますが、完全に自分のものにするには時間と経験を要するので、意識的にこの手の問題は反復させようと思います。

(Sクラスの問題範囲は娘のいるHクラスの復習テストにはでませんが、我が家ではしっかりやらされます。。。現状理科のみ、問題内容によってはVクラス範囲までやります。今回はVクラス範囲のレベル4問題は上記問題より簡単で基礎的だったのでやりました。)